堀井学衆院議員(52)=比例北海道、自民離党=が秘書らを通じて有権者に自身名義の香典などを提供したとされる事件で、堀井氏が事務所関係者から違法性を指摘された後も香典の提供を続けていたことが19日、関係者への取材で分かった。
公選法違反容疑で捜査している東京地検特捜部は、堀井氏が違法な寄付行為と認識した上で香典を提供していたとみて、今後、本人から任意で事情を聴く方針。
関係者によると、堀井氏は2022年ごろ、選挙区である道9区(胆振、日高管内)内の複数の有権者に対し、自身の名前が書かれた香典(1万~数万円)や枕花を秘書らに持参させた疑いが持たれている。
事務所内では堀井氏がLINEグループなどで香典の金額や提供先を秘書らに指示。秘書らは違法寄付に当たる恐れがあるとして中止を進言したが、堀井氏は「慣例なのでやめられない」との趣旨の説明をしたという。
堀井氏は、自民党安倍派の裏金事件で派閥からの還流分計2196万円を18~22年の政治資金収支報告書に記載していなかったとして、今年4月に党の役職停止1年間の処分を受けた。
特捜部は裏金事件の捜査過程で香典提供を把握。裏金が香典などの原資になった可能性もあるとみて、堀井氏や事務所を巡る資金の流れなどを調べる。
公選法は、政治家本人が出席した葬式や通夜で香典を出す場合を除き、選挙区内の有権者への寄付を禁止している。
















