帝国データバンク札幌支店は、2023年の道内「新設法人」調査結果を発表した。23年(1~12月)に道内で新設された企業は前年比8.3%増の4839社となり、2年ぶりに増加した。06年の5056社に次ぐ過去2番目の水準を記録し、新たに市場へ参入する企業が増えている。
法人格別では、「株式会社」が3054社で全体の63.1%を占めた。低コストでの設立が可能で、利益配分面などで経営の自由度が高い「合同会社」は1466社で過去最多となった。
新設された法人の代表者の平均年齢は48・7歳。前年(48.2歳)から0.5歳上昇。「起業年齢」は徐々に高齢化が進んでいる。年代別では、「40代」が全体の36.2%を占めて最多。一方、「60代」も前年比4.4ポイント上昇した17.2%に。起業者の高齢化について、同支店では「現役を引退したシニア層など多様な世代に起業への門戸が開かれていることも要因の一つ」と分析している。
都道府県別では、東京都が4万6598社でトップ。以下、大阪府が1万5723社、神奈川県が1万228社の順で、北海道は9番目に多かった。
道内の市区郡別では、札幌市中央区が852社でトップだった。これに同市北区が396社、同市東区が323社で続いた。苫小牧市は125社で道内12位となった。
道内で新設法人数が高い水準で推移したことについて、同支店は「スタートアップ促進保証」など「国や道、市町村による創業支援制度の取り組みが、起業の増加をより後押ししたと考えられる」としている。
23年の道内の休廃業・解散は2252社、企業倒産は258社。新設法人数は、倒産・休廃業・解散の総数に比べ1.93倍の高い水準だった。
















