苫小牧市 非核平和事業今年も 被爆体験伝承者の講話など

苫小牧市 非核平和事業今年も 被爆体験伝承者の講話など

 苫小牧市は今年も終戦記念日(8月15日)を前に、戦争の愚かさや平和の尊さを後世に伝える非核平和事業を展開する。被爆者から受け継いだ体験を伝える広島市の「被爆体験伝承者」を迎えた講話会を27日に開催するほか、中学生の広島派遣事業、原爆パネル展なども展開。恒久平和への願いを新たにする。

 2002年に制定した、市非核平和都市条例に基づく取り組み。核兵器のない社会の実現に向けて努力する決意を明示した道内唯一の条例で例年7、8月に関連事業を展開している。

 被爆体験伝承者の講話は27日午前10時から、市文化交流センターで開催。広島市出身で奈良県在住の彫刻文化財修理技師入谷方直さんが、13歳で被爆した在日韓国人2世の朴南珠(パク・ナムジュ)さんから聴き取った体験談を語る。

 被爆体験伝承者を育成し各地に派遣する広島市の事業を活用した試みで、昨年度に続き2回目。参加無料、定員50人(先着順)。

 原爆パネル展は26日~8月15日、市文化交流センターで開催。原爆投下で変わり果てた広島、長崎の街並みや重いやけどを負った人々、放射能による後遺症に苦しむ被爆者の姿を収めた写真、被害の状況を伝えるグラフなどを展示する。

 市立中央図書館は27日~8月15日、平和や戦争に関する図書を1階閲覧室に展示。8月12日午後1時半から、2階講堂で東京大空襲を題材にしたアニメ映画「ふたつの胡桃」を上映する。

 中学生の広島派遣事業は29~31日に行う。5人の生徒が被爆者の話を聴いたり、広島平和記念資料館を見学したりし、戦争の恐ろしさを学習。研修での学びや感じたことなどは8月15日、市民会館で市が行う平和祈念式典で「平和の誓い」として発表する予定だ。

 市政策推進課は一連の事業に対し「多くの人に関心を寄せてもらえれば」と話す。

 講話会の参加申し込みや各種事業についての問い合わせは同課 電話0144(32)6039。

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