大谷室蘭女子サッカー部 張り切る東胆振出身者 全国高校総体出場へ・女子サッカー

大谷室蘭女子サッカー部 張り切る東胆振出身者
全国高校総体出場へ・女子サッカー
大谷室蘭女子サッカー部の東胆振出身選手10人と石井監督(前列右)=提供

 室蘭市と伊達市で30日から開かれる全国高校総体サッカー競技女子に大谷室蘭が挑む。部員35人中10人が白老町、苫小牧市、厚真町出身者という布陣。16チーム出場のトーナメント1回戦で大会初日にAICJ(広島県)と激突する。選手一丸で地元大会での上位進出を目指している。

 大谷室蘭は6月に開かれた道予選で準優勝し、本大会の代表となった。初戦の2回戦は帯広北を9―0で圧倒。準決勝は札幌大谷を2―2延長後のPKで破った。決勝では優勝の道文教大高に0―0で延長までもつれ、PK戦で惜しくも敗れた。

 東胆振からの進学でサッカー伝統校、大谷室蘭女子部の門をたたいた10人は全員、中学時まで苫小牧が本拠地のクラブ、ASC北海道レディースに所属。スキルアップを図った選手たちで、MFの浅野未來(啓北)、沼田咲羽(厚真)、山際心愛(緑陵)、DFの木村愛(白老)、蔵重晴(厚真)、工藤凜奈(光洋)、鶴巻花音(明倫)、小館のあ(光洋)、大橋心(啓明)、GK洞口釉美(光洋)の顔触れだ。

 主将を務める浅野は「室蘭での地元開催ということもありたくさんの方の協力に感謝している」と言い、「チームとしてはベスト8を掲げているので目標達成できるよう一丸となって戦う」と張り切る。木村は「見ている人もプレーしている人も全員が楽しいと思えるサッカーをできるよう、チーム全員で頑張りたい」と抱負を述べた。

 石井一矢監督は「地元室蘭・伊達で開催される全国高校総体に出場できて大変うれしい」との思いを語る。「多大な応援に感謝の念を忘れず、『一打一心』の想いで初戦に向かいたい」と意気込む。チームの躍進を目指し、高校女子サッカーの魅力を北海道に発信したいという。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る