インターハイへ練習に熱 駒大苫男子4年連続全国出場 全国高校総体バスケットボール

練習に打ち込む選手たち

 全国高校総合体育大会バスケットボール競技大会が4日、福岡市で開幕する。東胆振からは4年連続で男子の駒大苫小牧が出場。上位進出を目指し、部員41人が真剣な表情で練習に打ち込んでいる。阿部日向大主将は「まずはベスト8を狙う。そこから、さらに上に行けるよう頑張りたい」と意気込む。

 6月に行われた全道大会では予選トーナメントから決勝リーグまで全勝で優勝を決めた。田島範人監督は「春から遠征も継続的に行って強化してきた中で、選手が個々の役割や、チームにどう貢献できるかを考えた成果」と振り返る。ただ、「自分勝手になったり、無責任なプレーをする時間もある。改善し、隙をなくしていかなければ、さらに上に行くのは難しい」と課題も挙げた。

 全国を直前に控え、練習にも熱が帯びる。「今から難しいことを極めるのではなく、一つ一つ丁寧に、いいかげんなプレーをなくす。雑になってしまうと良いゲームは展開できない」とし、今まで取り組んできたプレーの精度を上げていくよう選手たちに求める。

 試合運びについては「全員でハードにディフェンスし、早い展開で攻撃につなげていきたいが、まだ徹底できていない。選手たちにはもっと本気で取り組むよう指示していく」とし、「全国に出場するチームはどこも強い。一つ一つ全力でぶつかっていくだけ。攻守共に泥臭く、諦めず、粘り強いプレーを期待する」と語った。

 阿部主将は「全道で『圧倒的な強さで勝利』を目指したが、練習から意識が足りず、自分たちの描くバスケットができなかった」と、大会全勝も自分たちのバスケットを発揮しきれず反省点を口にする。「チームが一つになれていない。個人ではみんな良いものを持っていると思うので、チームとして力を発揮するために、それぞれがやるべきことをしっかりやる。主将として、みんなに声掛けし、背中を押していきたい」と力を込めた。

 全国大会(男子)には53校が出場。各地の予選を勝ち抜いた強豪が集う。駒大苫は大会2日目、5日の2回戦から登場し、高岡第一(富山)、岡山商大(岡山)の勝者と対戦する。

 組み合わせは別表の通り。

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