信用調査機関 7月の道内倒産大幅増 件数、負債とも高水準

信用調査機関 7月の道内倒産大幅増 件数、負債とも高水準

 東京商工リサーチ北海道支社は、7月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比10件(41.7%)増の34件となった。4カ月連続で前年を上回り、今年に入り最多の高水準で推移した。

 負債総額も前年同月比で3.47倍の84億1700万円となった。

 地域別では、札幌市が17件と全体の半数を占めた。これに函館市(4件)、室蘭市(3件)、旭川市と釧路市(各2件)が続いた。苫小牧市と千歳市でもそれぞれ1件発生した。

 業種別では、サービス・他が11件で最多。以下、建設業(6件)、小売業(5件)、製造業(4件)、不動産業(3件)の順。

 原因別では、「販売不振」が25件で全体の73.5%を占めた。

 新型コロナウイルス関連倒産は14件発生。道内は累計で410件となった。

 7月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は226人。今年1月からの累計では866人となった。

 同支社では「コロナ禍により経営体力を消耗し、業績回復が遅れている企業は多い」と分析。さらに円安による原材料価格や燃料価格の高騰、人件費の上昇などコストアップが資金繰りを悪化させていることも指摘。政府の資金繰り支援策は経営改善や事業再生にシフトしており、「過剰債務に陥った企業は自立を迫られ、経営環境は厳しさを増している」と説明している。

     ◇

 一方、帝国データバンク札幌支店の調査では、7月の道内企業倒産は35件、負債総額は93億1000万円となった。前年同月に比べ14件(66.7%)増加しているほか、負債も3.90倍と大幅に増えている。

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