安平川のPFAS 4地点とも目標値下回る 道が追加調査結果公表 原因特定へ調査継続

安平川のPFAS 4地点とも目標値下回る 道が追加調査結果公表 原因特定へ調査継続

 7月16日に安平川で実施した水質検査で国の飲用水の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム、ナノは10億分の1)を超えるPFAS(有機フッ素化合物、ピーファス)が検出された問題を巡り、道は8日、追加調査の結果を公表した。高い濃度が検出された安平町の源武橋付近から約7キロ上流の鈴蘭橋付近までの間の4地点を調査し、いずれも暫定目標値を下回った。両橋間にある計17事業場への聞き取り調査も行い、いずれも過去に「PFASの使用・保管などはしていない」と回答したことを明らかにした。道は「原因の特定に向けて今回の調査結果を踏まえ、さらなる情報収集を進める」としている。

 国の飲用水の暫定目標値は、PFASの一種のPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)の合計値で1リットル当たり50ナノグラム。苫小牧市の苫小牧地区工業用水道(苫小牧工水)第2施設の取水地点の安平川から7月、暫定目標値を超えるPFASが検出されたため、道は安平川8カ所の水質調査を7月16日に実施した。

 道道豊川遠浅停車場線に架かる安平町の源武橋付近で1リットル当たり95ナノグラムが検出され、暫定目標値を超えた。さらに約7キロ上流の鈴蘭橋付近は目標値以下だったため、道は二つの橋の間に発生源がある可能性が高いとみて追加の水質調査と事業場への聞き取りを行った。

 追加調査は今月1日に実施。源武橋―鈴蘭橋間の4地点で採水し、1リットル当たり2.3~24ナノグラムといずれも暫定目標値以下だった。

 水質汚濁防止法における特定事業場や産業廃棄物処理業、製造業など計17事業場への聞き取り調査では、いずれも過去に「PFASの使用なし」と回答したという。

 道は今後、年間を通した状況調査(四半期ごとの水質調査)を源武橋付近で行い、継続的なモニタリングを実施する姿勢。さらなる情報収集を進め、原因が特定された場合は、同様の原因を有すると思われる他の河川についても調査を実施する方針だ。

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