ヤングケアラー支援には 20日にシンポジウム 苫小牧

ヤングケアラー支援には 20日にシンポジウム 苫小牧
シンポジウムへの参加を呼び掛けるポスター

 大人に代わって家族の世話や介護、家事などを担う18歳未満の子ども・ヤングケアラーを支援するため、苫小牧市は20日、テレビ番組でおなじみの菊地幸夫弁護士を招いたシンポジウムを市民会館小ホールで開催する。来場者に配布するリーフレットも作成し、ヤングケアラーの実態や相談先について、子どもから大人まで分かりやすく伝える機会とする。

 シンポジウムは道と共催で午後2時~同4時半。日本テレビ「行列のできる相談所」をはじめ、情報番組などでコメンテーターとしても活躍する菊地弁護士が、「ヤングケアラーに必要な支援」と題して基調講演する。法律的な視点や自身のこれまでの経験を踏まえながら、子どもたちへの寄り添い方などを伝える。

 このほか、北海道医療大学助教の片山寛信さんをコーディネーターに迎え、市内外の学識経験者やヤングケアラーの支援者によるパネルディスカッションを予定。地域で当事者を支える上で必要な社会資源や関係機関の連携の在り方などについて意見を交わす。

 市は今年4月、ヤングケアラーに特化した条例としては国内3例目となる支援条例を制定。ヤングケアラーの存在に気付き、見守り、孤立させないまちづくりを目指し、市の責務と保護者や市民、学校など関係機関の役割を明文化した。市には、ヤングケアラーが置かれている状況への理解や支援に関する知識を社会全体で深めるよう施策を講じる役割が定められている。

 これに基づき市は、地域情報サイト運営会社に若い世代向けの啓発動画の制作を委託。7~8月に中高生や大学生、20代の社会人らが制作作業に参加し、3本の動画をユーチューブ上で公開した。市はさらにリーフレットを作成し、会場に加えて市内の中学生にも配布を予定している。

 市こども相談課は「ヤングケアラーについて皆さんに知ってもらうことで、1人で悩んでいる当事者に気付くことができれば」と話している。

 シンポジウムは参加無料。事前申し込みが必要で、定員200人に達し次第締め切る。要予約で託児にも対応する。申し込み、問い合わせは同課 電話0144(32)6369。

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