新大関大の里、地元石川に凱旋 大相撲

新大関大の里、地元石川に凱旋 大相撲
ファンと交流する新大関大の里=6日、金沢市

 大相撲の秋巡業は6日、金沢市で行われ、石川県津幡町出身の新大関大の里が熱烈な歓迎を受けた。9月の秋場所後に昇進して地元に凱旋(がいせん)。握手会などでファンと交流し、「たくさんの方々から声援をもらってうれしかった」と感激の面持ちだった。

 朝稽古では先輩大関の琴桜、豊昇龍と計7番。大関陣での申し合いは今回の巡業で初めてとなった中、一気に前に出る取り口も披露。「これからしっかりやっていく」と先を見据えた。視察に訪れた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は馬力を認めた上で、「ぶつかり稽古をもっとやるべきだ」と注文を付けた。

 能登半島地震で被災し、復旧・復興途上の故郷を記録的大雨が襲ったこともあり、大の里は「自分の頑張りで、少しでも元気や勇気を与えられたらいい」と表情を引き締める。2場所連続での賜杯獲得を狙う11月の九州場所に向け、「優勝を目指して頑張る」。白鵬(現宮城野親方)以来となる新大関優勝への意識を口にした。

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