水素調理をアピール アルテンでイベント スパークス

水素調理をアピール アルテンでイベント スパークス
水素調理した肉や野菜などを振る舞った

 苫小牧市内で再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」の製造、貯蔵、輸送、利用を行うサプライチェーン(供給網)構築を目指すスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(東京)は5、6両日、水素の普及促進イベントをオートリゾート苫小牧アルテンで初開催し、水素で調理した鶏肉や野菜などを訪れた人に振る舞った。

 同施設入り口付近にイベントブースを開設。トヨタ自動車(愛知県)が協力し、リンナイ(同)と共同開発した「水素グリル」を用意した。水素を燃焼して調理することで、焼き上げる際は水蒸気が発生するため、素材はみずみずしさを保ち、煙や油も抑制されるのが特徴だ。グランドホテルニュー王子のシェフが調理を担った。

 スパークスやトヨタの従業員らが、焼きたての鶏肉やアスパラ、パプリカ、マシュマロなどを配りながら、水素を身近に感じてもらおうと丁寧に説明。訪れた人から「爆発しないの」と驚く声も聞かれたが、水素調理された食材を「おいしい」と味わって理解を深めた。市内美園町の主婦谷口和子さん(72)は「新しい時代が来ているのを感じる味」と喜んでいた。

 スパークスは、市の廃棄物処理施設「沼ノ端クリーンセンター」隣接地で、水素製造の水電解装置を年内にも完成させ、来年1月の本格稼働を目指している。再エネ由来の水素を最大で年100万N(ノルマル=標準状態1気圧、零度)立方メートル製造し、アルテンやトヨタ自動車北海道(勇払)などで活用する予定。スパークスは市と水素普及に関する協定を結んでおり、同社は「施設稼働後も市民の皆さまに周知していけたら」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る