9月の道内景況 4カ月連続改善 小売など4業界改善、建設などは悪化 帝国データ札支店

9月の道内景況 4カ月連続改善
小売など4業界改善、建設などは悪化
帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、9月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・4ポイント増の45・4となり、4カ月連続で改善した。業界別では小売など4業界が改善し、建設など4業界が悪化した。

 全国平均(44・6)より0・8ポイント高く、北海道が3カ月連続で上回った。

 企業の規模別では、大企業が前月比1・6ポイント増の46・1となり、2カ月ぶりに改善。中小企業も0・2ポイント増の45・3となり、4カ月連続で改善。中小企業のうち小規模企業は0・7ポイント減の45・2となり、5カ月ぶりに悪化した。規模間格差は2カ月ぶりに大企業が中小企業を0・8ポイント上回った。

 業界別では、製造、卸売、小売、サービスの4業界で改善。特にサービスは前月比1・5ポイント増の48・1と3カ月連続で改善し、業界では最も高い水準となった。

 一方、金融、建設、不動産、運輸・倉庫の4業界は悪化。運輸・倉庫は前月比3・5ポイント減の46・5となり、5カ月ぶりに悪化した。

 農・林・水産は40・7と業界では最も低い水準で、前月から横ばいだった。

 先行き見通しは、「3カ月後」が46・1(前月調査46・9)、「6カ月後」が45・0(同45・3)、「1年後」が45・8(同45・4)。「1年後」は前月調査より改善しているが、他の2指標は悪化予想だ。

 企業からは「人出が増え、旅行者も増えている」(飲食店)、「引き続き、大手製造業から設備投資の引き合いがある」(建設)との声が寄せられる一方、「原材料や電気料金、運送費等の高騰分が一部しか売価に転嫁されていないため、時間とともに利益幅が圧縮される」(化学品製造)との指摘が出ている。

 調査は9月13~30日に、道内企業1148社を対象にインターネットで実施。493社から回答を得た。回答率42・9%。

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