白美協会員の浦木さん制作 旧社台小校舎の絵画 白老小に寄贈

白美協会員の浦木さん制作 旧社台小校舎の絵画 白老小に寄贈
白老小に飾られた絵画と寄贈した小松さん(右から2人目)、制作した浦木さん(右)=提供=

 白老町東町の白老美術協会会員、浦木嘉男さん(80)が旧社台小学校の校舎をコンピューターグラフィックで描いた絵画が7日、白老小学校(町緑丘)に寄贈された。浦木さんは2022年12月に旧白老小学校の絵画も贈っており、閉校となった町内2校の昔の姿がそろった。受け取った児童代表で6年の丹羽夏美さん(12)と杉林愛唯さん(12)は「すてきな絵をありがとうございます」と声をそろえた。

 旧社台小は1894年開校。2016年に旧白老小とともに緑丘小に統合され、現白老小となった。描かれたのは1990年に完成した2階建ての牧舎風校舎で、現在も見ることができる。「旧社台小学校」のタイトルで縦110センチ×横130センチ。春ごろの正門のモニュメント越しの校舎を描写した。

 同小の卒業生で町社台に住む小松多喜子さん(80)が中学校の同窓生の浦木さんに制作を依頼。作品を白老小に贈った。

 小松さんは「自宅の前を白老小行きのスクールバスが通る。子どもたちの元気な姿を見て毎日、登下校の安全を願ってきた」と寄贈の理由を語り、「私が卒業したのは絵に描かれた校舎より前だが、皆さんも学校の歴史を知り、楽しかった思い出を振り返るきっかけになれば」と児童2人に語り掛けた。

 寄贈には浦木さんも立ち会い、「旧白老、旧社台の2校の往年の姿が白老小校舎に集まった」と喜んだ。浦木さんは旧白老小の卒業生で、苫小牧東高校で美術部に所属。60年以上の絵画歴がある。

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