乳がんの早期発見や診断、治療の重要性を伝えるピンクリボン月間の10月に合わせ、苫小牧市は今年も乳がん検診の普及や啓発に力を入れている。日没後に市内6カ所の公共施設などをピンク色に照らしている他、15日から市役所で啓発パネル展を予定。市の乳がん検診受診率も従来8~9%台だったが、2023年度は初めて10%に達し、関係者は乳がんの正しい知識をさらに広く伝えようと意気込んでいる。
ピンク色のライトアップは1~31日の日没から午後9時まで、▽緑ケ丘公園展望台(高丘)▽苫小牧信用金庫本店(表町)▽苫小牧西港フェリーターミナル(入船町)▽苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)キラキラ公園のモニュメント「ポート・オブ・トマコマイ」(同)▽ネピアアイスアリーナ(若草町)▽正光寺(高砂町)―の6カ所で実施。市立病院も1日のみピンク色に点灯した。
乳がん検診普及啓発パネル展は15~18日、市役所1階ロビーで開庁時間の午前8時45分~午後5時15分に開催する。今年は「ピンクリボンジャック」と称し、ピンク色の風船などで飾り付け、来庁する市民にアピール。乳がんに関するパネルを展示し、リーフレットを無料で配る。
市は各種がん検診の重要性を周知する中、乳がんは40歳以上を対象に、偶数年齢となる女性に対する補助を実施。受診料は通常9000円のところ、2000円で受けられるよう助成している。さらに若い世代の意識も高めようと、3歳児健診などの機会にセルフチェックの仕方をまとめた掲示物を配っている。
乳がん検診の受診率は、18~22年度は8・2~9・7%で推移していたが、23年度は10・0%となった。市健康支援課は「早期発見・治療のために継続して検診を受けてもらうことが大事」と強調し、「一人でも多くの人に受診してもらい、健康寿命の延伸につなげていきたい」と話している。
















