北洋銀行は、2024年道内企業の雇用の現状調査結果を発表した。雇用人員判断DI(「過剰」とする企業の割合から「不足」とする企業の割合を引いた数値)は前年同期比3ポイント低下のマイナス73となり、前年に記録した調査開始以来最低値を2年連続で更新した。全ての業種でマイナス水準となり、人手不足感が一段と強まっている。
雇用人員判断DIは、製造業がマイナス63(前年同期比1ポイント上昇)で、非製造業がマイナス78(同5ポイント低下)だった。
業種別では、全8業種がマイナス水準。食料品製造業(マイナス73)、運輸業(マイナス81)、ホテル・旅館業(マイナス75)は前年よりマイナス幅が縮小したが、他の5業種は拡大。特に建設業は前年同期比2ポイント低下のマイナス83、卸売業も同18ポイント低いマイナス74と人手不足感が加速している。
地域別では、札幌市がマイナス79で最も低い。これに道央(マイナス78)、道南と道北(共にマイナス68)、道東(マイナス63)が続いた。
今年度以降に実施する人手不足の対応策(複数回答)では、「中途採用の強化」が75%で最多。以下、「新卒採用の強化」(47%)、「募集賃金の引き上げ」(41%)、「業務の効率化」(38%)、「定年延長や再雇用等による雇用延長」(33%)の順となった。
一方、今後の雇用方針DI(「増員する」と回答した企業の割合から「減員する」とした企業の割合を引いた数値)は、調査開始以来最高だった前年同期に比べ2ポイント低下した64となった。製造業が1ポイント下がって61、非製造業も2ポイント低下の65だった。人手不足感の加速を背景に、採用意欲は依然として高い水準が続いている。
来春に新卒を「採用する」予定の企業は前年同期と同じの46%。業種別では建設業が56%で最も高く、これにホテル・旅館業が55%で続いた。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託し、道内企業700社を対象に8月中旬~9月中旬に実施。410社から回答を得た(回答率58.6%)
















