衆院選が15日、公示された。道9区(胆振・日高管内)は自民、立憲民主、共産の候補による三つどもえの構図で3氏が舌戦をスタートさせた。自民党派閥の裏金事件を受けた政治改革や物価高騰対策などが主要な争点となる中、有権者はどんな政策論争を期待しているのか。街の声を聞いた。
「まずはクリーンな政治を望む。不祥事を起こさないよう、ルールは守ってほしい」と語るのは桜木町の三澤伸吉さん(72)。物価高で年金受給者の生活が圧迫されていることにも触れ、「防衛費増額よりも先に国民の生活を守ってほしい」と訴えた。
拓勇西町の主婦山口ほの香さん(35)は「自民党の裏金問題による信頼回復が求められており、同世代の候補に頑張ってもらいたい」としながら「これまで選挙で耳にした魅力的な公約が実現した記憶がない」と指摘。「現実的な政策を掲げ、実現してくれそうな候補者に投票したい」と述べた。
沼ノ端の会社員吉田則彦さん(56)は「争点は賃上げなど経済対策」と強調。「まずは経済状況を良くしなければならない。若年層の心に響く政策を」と願う。その上で、「国際社会で紛争の火種が絶えないことから外交面も心配。平和な国づくりを進められる候補を選びたい」と話す。
元中野町の調理師池淵朋華さん(28)は「選択的夫婦別姓(制度)を導入できない理由が分からない。夫婦別姓を選べず、結婚をためらっている知り合いもいる」とし同制度の早期実現を求める。また「税金が高く、仕事をいくら頑張っても報われない気持ち。中間所得者層のための政策を充実させ、格差是正を」と要望。野党が細分化され民意の受け皿として十分機能するのか疑問を抱きつつも「公約を調べ、選挙には行くつもり」と力を込めた。
双葉町の会社役員松浦秀範さん(65)は、石破首相がアジア版NATO(北大西洋条約機構)や金融所得税見直しといった主張を首相就任後にトーンダウンさせ、政治改革に関する発言も二転三転したと指摘。「経済政策は最優先課題だが、国益に関する議論も不可欠」と説く。
オンライン学習塾を運営する有珠の沢町の本保雄太さん(27)は選挙戦を通じ、時代に即した具体的な教育施策の議論が深められることに期待する。国会で教育無償化についての議論が重ねられてきたが「時代が大きく変わっている今、教育の在り方そのものに目を向けた議論が必要」と指摘。「柔軟で多様な教育の実現に着目し、各党や候補者の主張を見守りたい」と語った。
















