樽前山の火口原視察 火山防災協が合同登山

樽前山の火口原視察 火山防災協が合同登山
樽前山のA火口付近を視察する合同登山参加者

 苫小牧市と千歳市にまたがる樽前山(1041メートル)の周辺自治体や警察、消防、気象台などで構成する樽前山火山防災協議会(事務局苫小牧市)は16日、樽前山火口付近を視察する「合同登山」を行った。登山道の「東山コース」が改修工事で立ち入れないため、「お花畑コース」から山頂の溶岩ドーム周辺を目指した。

 17機関・団体から55人が参加。ヘルメットを着用した上で、一般登山者の立ち入りが制限される火口原に入り、溶岩ドーム周辺の各火口、噴気孔をはじめ、気象台の観測地点などを見て回った。参加者はカメラで撮影したり、メモを取ったりした。

 室蘭地方気象台の宇内克成火山防災官は「1981年を最後に噴火はしていないが火山活動はあり、噴気が上がっている。火口の温度が急激に上がったり、地震が増えたりすることはある」と説明。A火口前では4年前の写真を示して現在の噴気との違いに触れ、「2021年秋ごろから噴気の高さはやや増大し、今も続いている」と注意を呼び掛けた。

 合同登山は毎年実施。今年は7月に予定していたが、悪天候の予報で延期していた。同協議会事務局長の川崎将規・苫小牧市危機管理室主幹は「有事に備え、顔が見える関係をつくる上でも大事な活動。今後も続けていきたい」と話した。

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