北洋銀行は、2024年7~9月期の道内企業の経営動向調査結果を発表した。全産業の売り上げDI(「増加した」企業の割合から「減少した」企業の割合を引いた数値)は、前期(24年4~6月期)のプラス・マイナス0から10ポイント上昇して10となった。利益DIも前期から8ポイント上昇して4となり、4期ぶりにマイナス圏を脱出。売り上げDI、利益DIともプラス圏となるのは23年7~9月期以来、4期ぶり。
製造業の売り上げDIは前期から11ポイント改善したが、マイナス6とマイナス圏が続く。非製造業は9ポイント改善して16となった。
売り上げDIの業種別では8業種中、食料品製造業、木材・木製品、卸売業、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の6業種が前期から改善。特に小売業は21ポイント上昇して14となり、マイナス圏を脱出。ホテル・旅館業も17ポイント上昇して45と大幅に改善した。
一方、鉄鋼・金属製品・機械と建設業の2業種は悪化した。
利益DIの業種別では、食料品製造業、木材・木製品、卸売業、小売業、運輸業、ホテル・旅館業の6業種が前期から改善。ホテル・旅館業は26ポイント改善して15となり、2期ぶりにプラス圏に転換。運輸業は15ポイント上昇して42となり、8業種中、最も高い水準となった。
これに対し、鉄鋼・金属製品・機械と建設業の2業種は前期から悪化した。
全産業の24年10~12月期の見通しでは、売り上げDIは4ポイント悪化して6となるがプラス圏は維持。利益DIは6ポイント悪化してマイナス2と2期ぶりにマイナス圏に転じる見通し。
当面する問題点(複数回答)では、「人手不足」が66%で最多。これに「原材料価格上昇」(65%)、「諸経費の増加」(53%)が続いている。
企業からは「人手不足が課題であり、求人媒体を幅広に展開していく」(観光ホテル)、「ベースアップによる総人件費の増加により利益率が低下。メニュー単価引き上げと、店舗の効率的な運用により生産性を高める」(飲食店)などの声が上がっている。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託。8月中旬~9月中旬に、道内企業700社を対象に実施。410社から回答を得た(回答率58・6%)。
















