道選手権 苫パンプアップ塾勢躍進 アームレスリング 男子右腕63キロ級 樫原 初出場V 上田、初心者部門で栄冠 同左腕78キロ級 志賀2位、同右腕57キロ級 佐藤3位

道選手権 苫パンプアップ塾勢躍進 アームレスリング
男子右腕63キロ級 樫原 初出場V
上田、初心者部門で栄冠
同左腕78キロ級 志賀2位、同右腕57キロ級 佐藤3位
大会で上位入賞したパンプアップ塾の(右から)志賀、樫原、上田

 苫小牧市内のアームレスリングチーム「パンプアップ塾」の樫原雷慈(22)がこのほど、リクルートスタフィリングリック&スー旭川体育館で開かれた第36回北海道アームレスリング選手権大会の男子ライトハンド63キロ級で初出場初優勝を飾った。競技歴1年ほどで全道チャンピオンとなり、「率直にうれしいですね」と笑顔を見せた。このほか、志賀雄太(44)が同レフトハンド78キロ級で準優勝、佐藤祐太(31)が同ライトハンド57キロ級で3位。同時開催された道ビギナーズ大会では、上田慎(34)がライドハンド70キロ級で栄冠を手にした。

 道選手権はライトハンド36人、レフトハンド29人が出場し、敗者復活戦を含めたトーナメントで道内最高峰のタイトルを競った。

 樫原は初戦から持ち前のスピードを武器に本選トーナメントを危なげなく勝ち上がり、決勝に進出。決勝では上位の常連でもあるベテランの今井茂(札幌)を寄せ付けなかった。本人も「持ち味の瞬発力とスピードを生かして戦うことができた」という納得の内容。「トーナメントはいかに疲れを残さないかが大事」と、今大会に照準を合わせて普段の練習と並行したウエートトレーニングも奏功し、余力を残すことができたという。

 今大会の優勝を引っさげて、全日本選手権大会(12月1日、茨城県土浦市)にも挑戦する予定。「今の自分がどれだけ通用するか、全日本のトップで見てきたい。今から楽しみ」と意気込む。

 志賀は大会前の12キロ減量に挑戦して臨んだ大会。敗者復活戦を勝ち上がって決勝に駒を進めたが、最後は若手有望株に「正直何もできず完敗だった。納得のいく大会ではない」と悔しさをのぞかせる。ただ、「雷慈も含めて、若い選手がどんどん出てきているが、気持ちではまだ負けない。来年はリベンジする」と逆に闘志に火がついたようだった。

 今夏から競技を始め、大会初参戦の上田は、自身より大柄な選手を前に雰囲気で圧倒されたものの、試合ではそれを感じさせない戦いぶり。「緊張して試合のことは覚えていないが、めちゃくちゃうれしい」と話す。来年以降は道オープンなどへの挑戦を考えており、「先輩たちに教わりながら、強くなっていけたら」と意欲をかき立てていた。

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