旭川市を拠点に活動している墨絵詩書家小林白炎(びゃくえん)さん(54)による作品展「命の言霊 墨絵詩書展」が26日まで、苫小牧市糸井の三星本店2階エントランスで開かれている。全紙に墨で描いた銀龍(ぎんりゅう)や八咫烏(やたがらす)、半紙に詩を書で表現した作品など71点を展示している。
小林さんは長年にわたって、ミレーやルノワールなどを生んだ世界最古の国際公募展「ル・サロン」や前衛的な作品が集まる「サロン・ドートンヌ展」に出展。2022年のル・サロン展で入選した「銀龍」や21年の「赤龍」など軸装した7点は見応えがある。
極細の面相筆で縦150センチ、幅100センチの全紙に300~400時間かけて描いた空想上の生きものは、精密な筆使いと、大胆かつ迫力のある作風で見る人を圧倒。小林さんは「来年も入賞を果たすことができれば、今後は”書”でもル・サロン展に挑む」と話す。
また、「どんぞこのときにしあわせだったと気づくわたし」「ぢごくのあとにはてんごくがある」―など、詩に温かな墨絵を添えた作品には、厳しい社会を生きる人へのエールが込められている。
創作活動の傍ら旭川市の生活保護受給者の相談員も務める小林さんは「皆が心豊かで笑顔になれる作品を描きたい。この思いで描き続けたい」と笑顔を見せた。
展示は午前8時~午後8時。入場無料。
















