苫小牧市社会福祉協議会が市から受託する高齢者への給食サービスで、市内ときわ町の一般社団法人りあんが子どもたちと一緒に製作した弁当袋が使われている。同法人が運営する放課後等デイサービスの利用者の中から、希望する子どもが学校の長期休業期間に作業に参加。夏休みに10枚の袋を完成させた中学3年の女子生徒(14)は先月、大久保佳美代表理事らと共に市社協に納品した。
給食サービスは自宅で暮らす65歳以上の高齢者のうち、身体的に自分では食事の支度が難しい人を支える仕組み。週6日、1食400円で夕食の弁当を自宅に届け、食事支援に安否確認も兼ねている。現在、約250人が利用している。
弁当袋はキルティング生地で、縦横約30センチ四方。配達時に弁当が冷めないよう、これに入れて届けている。同法人は4年ほど前に市社協から依頼を受け、袋の製作を開始。職員を中心に作業しているが、放課後等デイサービスの利用者の中から「やってみたい」と意欲を示す子どもには、ロックミシン掛けや寸法を測って布に印をつける作業に関わってもらっている。
同生徒は「ずれないように布に印を付けるのが難しいけど、出来上がったらうれしい」と達成感をにじませた。大久保代表理事は「実体験を通じて自分の得意なことや不得意なことを知ることは、子どもたちの将来に役立つ。『やってみたい』という子どもたちと、これからも一緒に作っていきたい」と力を込めた。
















