折り返し 後半戦スタート 与野党がデッドヒート 道内接戦区多数

街頭で候補の演説に耳を傾ける支持者ら=札幌市厚別区

 15日に公示された第50回衆院選は20日で選挙戦を折り返し、21日から後半戦に突入した。道内は20議席(小選挙区12議席、比例代表8議席)の争奪戦で、政治とカネの問題を受けた政治改革を最大の争点に序盤から激しい舌戦を展開。多くの小選挙区で与野党候補のデッドヒートが続いている。各党とも党首・幹部、大物議員らを、てこ入れのために接戦区に次々に投入中。27日の投開票へ向け総力戦で臨む。

 道内の小選挙区は、全国屈指の激戦地域に位置付けられている。接戦区が多く、特に全国最多のマンモス選挙区である道3区(札幌市豊平・清田区、白石区の一部)、4区(札幌市手稲区、西区の一部、石狩市、後志管内)、5区(札幌市厚別区、白石区の一部、石狩管内)、6区(上川管内)、10区(空知・留萌管内)の5選挙区は自民党・公明党の与党候補と、野党の立憲民主党候補のつば競り合いが続いている。

 「全道各地から大変厳しい声が寄せられている。一人一人に真摯(しんし)に向き合い、自民党を変えていく姿を見せていきたい」。自民道連の岩本剛人選対本部長は18日、札幌の大規模集会でこう語った。派閥の裏金事件による政治とカネの問題の自民党への逆風は、公示以降もやまない。一方、追い風の野党も立憲と共産党の候補者調整は不調に終わり、9選挙区で両党が激突。都市部の1区(札幌市中央・南区、西区・北区の一部)、2区(札幌市東区、北区の一部)、3区では立憲、共産、日本維新の会、参政党、無所属が出馬する野党乱立の構図で、「自民批判票」が分散する選挙戦となっている。

 比例(定数8)には、自民、立憲、維新、公明、共産、国民民主党、れいわ新選組、社民党、参政党、日本保守党、安楽死制度を考える会の11党派が候補を擁立し、運動をフル回転している。前回(2021年10月)は自民が4議席、立憲が3議席、公明が1議席を獲得。今回は共産が小選挙区に前回の3倍となる9人、維新も札幌圏の小選挙区に3人の候補を擁立。いずれも比例票を掘り起こして議席奪取を目指しており、混戦模様だ。

 また、与野党とも接戦区を中心に、党首、党幹部、知名度の高い大物議員が候補応援で、続々と道内入りしている。

 自民は18日に石破茂首相(党総裁)が1~5、9(胆振・日高)、10区に入り大規模集会や街頭で応援演説を行った。21日には麻生太郎最高顧問が4、11区に、22日は高市早苗前経済安保担当相、24日は小泉進次郎選対委員長がいずれも札幌入りする予定だ。

 立憲は公示日の15日に小川淳也幹事長が5区で、枝野幸男元代表が札幌で街頭演説を行ったほか、21日には野田佳彦代表も道内入りし、接戦区の3、4、6、10区で応援演説を予定。24日には泉健太前代表も札幌入りする。

 10区の前職の議席死守を目指す公明は、公示前の12、13日に山口那津男前代表が留萌管内を回ったほか、19日には石井啓一代表も来道し、岩見沢などで支援を訴えた。

 共産は公示前の12日、志位和夫議長が札幌、旭川で街頭演説を実施。18日には田村智子委員長が札幌に入り、支持拡大を訴えた。23日には小池晃書記局長が苫小牧と小樽に入る。

 維新は公示前の12日に吉村洋文共同代表が来道。札幌で街頭演説を行い、党の政策をアピールしている。

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