第50回衆院選は27日、投開票された。20議席(小選挙区12議席、比例代表道ブロック8議席)の争奪戦となった道内では、政治改革を強く訴えた立憲民主党が過半数以上の12議席(小選挙区9議席、比例3議席)を獲得し、与野党対決を制した。派閥の裏金事件を受けた政治とカネの問題で強い逆風が吹いた自民党は6議席(小選挙区3議席、比例3議席)まで減少。公明党も小選挙区で議席を失い1議席(比例)にとどまった。一方、全国的に躍進した国民民主党が比例で初の1議席を奪取した。道内で与野党勢力が逆転したのは、全国的に「政権交代」の風が吹いた2009年8月以来、15年ぶり。
■小選挙区
前回(21年10月)は「自民6勝、立憲民主5勝、公明1勝」だった道内。今回は立憲が9勝し、自民(3勝)を圧倒した。
立憲は連合北海道と連動し、道内各地で運動をフル回転。旧総評系のほか、旧同盟系の組織も引き締め、接戦区の道3、4、5区の自民候補に競り勝ったほか、公明候補との一騎打ち選挙となった道10区も制した。今回は共産が積極的に候補を擁立し9選挙区で競合。共倒れが懸念されたが、「裏金問題」で自民から離れた穏健な保守・中道票、無党派層の取り込みを大きな戦略に掲げ、多くの激戦区を勝ち上がった。
自民は全道各地に張り巡らせた分厚い後援会組織と党道連・支部が連動した組織選挙を展開。だが、政治とカネの問題の党に対する逆風が公示以降もやまず、得票が伸び悩んだ。自民党の「金城湯池」とされる道7、12区で勝利し、6区で立憲候補の追い上げをかわしたが、接戦区の大半で競り負けた。道連会長が出馬した道4区も立憲候補に敗れた。
公明は「自公協力の象徴区」の道10区で6選を目指した前職が落選。12年12月から守ってきた道内小選挙区の議席を失った。
■比例道ブロック
前回の獲得議席は「自民4議席、立憲3議席、公明1議席」。今回は11党派が候補を擁立し、激しい選挙戦を展開した。
立憲は前回同様に3議席を確保。小選挙区との重複で新人の篠田奈保子氏(52)=道7区=、新人の西川将人氏(55)=6区=、新人の川原田英世氏(41)=12区=が復活当選した。
自民は前回から1議席減らし3議席を獲得。比例単独1位の前職の伊東良孝氏(75)のほか、惜敗率で道連会長で前職の中村裕之氏(63)=道4区=と新人の向山淳氏(40)=道8区=が復活当選した。
公明は前回同様1議席を死守。前職の佐藤英道氏(64)が5選を果たした。
国民民主は道内で初の議席を奪取。新人の臼木秀剛氏(43)が初当選した。
小選挙区に前回の3倍の9人を擁立し、比例票の掘り起こしを図った共産は、14年12月以来、10年ぶりの議席奪還はならなかった。





















