SNSのデマに注意 安平のボラセン 井内さん講話

SNSのデマに注意 安平のボラセン 井内さん講話

 千歳セントラルロータリークラブ(RC、高木昌人会長)は8月30日、千歳北陽高(渡邉祐美子校長)で防災講話事業を開いた。講師に招いた安平町復興ボランティアセンター長の井内聖さんの講話から、1年生約190人が被災地の経験や取り組みを学んた。

 安平町のはやきた子ども園の園長でもある井内さんは、SNS(インターネット交流サイト)でボランティアを呼び掛け、胆振東部地震後間もなくから子ども園を続けることができた経験を語った。一方で、災害時には事実に反するうわさや流言飛語に類いする「デマ」の情報が広がることを説明し、正しい情報の取捨選択ができる力の必要性を訴えた。

 また、安平町の早来小学校の児童が町を笑顔にしようと8000人の笑顔を撮影しようと企画したプロジェクトを紹介。世界中から3万4876人の写真が集まり、「自らで決めて動く大切さを彼らから学んだ」と呼び掛けた。

 生徒代表の塚本さくらさんは「助け合う気持ちを持ち、防災意識を高めたい」と謝辞を述べていた。同講話は、9月中旬に千歳高でも予定している。

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