次期計画策定へ議論深める 市介護保険事業等運営委

次期計画策定へ議論深める 市介護保険事業等運営委
現行計画の達成状況を確認する委員ら

 苫小牧市介護保険事業等運営委員会の今年度初会合がこのほど、市役所で開かれた。市医師会の理事、堀田哲也さんを委員長に選出し、事務局が市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画(2018年度~20年度)の達成状況や次期計画策定に向けた考えを示した。

 同委員会は同計画や高齢者保健、介護保険事業の推進を目指し、福祉や医療関係者、一般市民が協議する場として市が設置している。

 初会合では、第6期(19~22年度)の委員14人に岩倉博文市長が委嘱状を手渡した。

 事務局の市介護福祉課が現行の計画について、「高齢者の自立支援や介護予防、重度化防止」「介護保険制度の推進」など四つの重点取り組み事項で構成していることを説明。計画に基づき、高齢者やその家族を地域の福祉資源につなげる仕組みづくりや介護人材の確保、とまこまい医療介護連携センターを中心とした医療と介護の連携強化に取り組んでいることを伝えた。

 また、特別養護老人ホームは100人分、認知症高齢者グループホームは56人分の受け皿を増やすことを盛り込んでいることを説明。現時点で特養は計画期間内に整備するめどが付いているが、グループホームは計画より6人分少ない48人分になる見通しを示した。

 委員たちは、介護人材の確保策として他の自治体で行っているような外国人労働者の積極的な受け入れや、とまこまい医療介護連携センターの市民周知を進める施策展開を求めた。

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