牛の生レバーを客に提供したとして、苫小牧署は4日、食品衛生法違反の疑いで、苫小牧市錦町1の飲食店の運営会社と40代の男性店長を書類送検した。「生で提供してはいけないことを分かっていたが、売り上げが必要だった」と容疑を認めている。厚生労働省が牛の生レバー提供を2012年7月に禁止して以降、道内では初めての摘発という。
送検容疑は3月19日、店内で加熱殺菌していない牛の生レバーを生食として来店客に提供した疑い。1月ごろ、匿名で「生レバーを提供している」と情報提供があり、捜査を進めていた。
同署によると、17年の開店以降、メニュー表には記載せず客の求めに応じ、1皿900円程度で提供していた。これまでに健康被害は確認されていないという。
















