苫小牧市議会定例会が開会 勇払公民館の市営浴室、利用条件緩和へ

苫小牧市議会定例会が開会 勇払公民館の市営浴室、利用条件緩和へ

 苫小牧市議会定例会は5日午前に開会し、本会議で一般質問が始まった。市は勇払公民館内の市営浴室(有料)について、自宅の入浴施設が使えない勇払地区の住民としていた利用条件を緩和し、新たに70歳以上の独居世帯も加える考えを示した。11月までに新条件で運用を始める方針だ。

 池田謙次氏(公明)に対する答弁。

 同浴室は1985年、銭湯がない勇払地区の福利厚生の一環として、勇払公民館の新設時に合わせて運営を始めた。風呂なし住宅や使用できない世帯を対象としていたが、近年は自宅風呂の普及で利用者が減少。一人住まいで自宅の風呂利用が難しい人などへの対象拡大が議論になっていた。

 市は7月末から1カ月間、勇払地区の60歳以上の世帯主にアンケート調査を実施。対象年齢を65歳以上だけの世帯に条件緩和する案を示したところ、希望者が34世帯49人に上った。浴室面積などが狭く対応が難しいことから、条件の中に70歳以上の独居世帯も加える方針。地元住民に周知し、11月までに実施したい考えとした。

 佐々木修司氏(民主クラブ)はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に係る住民意向調査の実施を求めた。市は「意向調査の目的はその時期や内容で異なる。現時点では考え方がまとまっていない。北海道の動向を注視しながら検討を深めたい」と説明した。会期は13日までの9日間。

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