苫小牧漁港で5日、全長3メートル以上、重さ182キロのメカジキが水揚げされた。苫小牧漁協の組合員が刺し網漁をしていた際に網に掛かったという。市場関係者によると、苫小牧沖合で揚がることは滅多にないといい、迫力ある大きさに地元の漁業者や卸売業者も驚いている。
メカジキは同日朝の競りで1キロ当たり350円の値が付き、漁港区に隣接する「海の駅ぷらっとみなと市場」内の山本水産が競り落とした。
早速店舗前に運ばれ、フォークリフトでつり上げられると早朝から訪れている観光客らが興味津々の様子で眺めたり、スマートフォンで撮影したりしていた。同店の山本英二専務取締役は長年の勤務の中でも「こんなに大きいメカジキは珍しい」と話し、従業員とともに手際よく刺し身用などに切り分けて、店頭に並べていた。
苫小牧漁港に水揚げされた全長3メートル超のメカジキと競り落とした山本水産の皆さん=5日午前8時30分ごろ
















