苫小牧署は4日、塗装工事の資材を装って、自ら使用する目的で電化製品などを発注し、当時勤めていた会社に代金を支払わせたとして、苫小牧市桜坂町2の塗装業黒澤慶之(よしゆき)容疑者(38)を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は市内の土建会社(本社福岡県)に勤務していた2012年8月から9月、取引先の資材業者の担当者と共謀し、カメラやテレビなど約110万円相当の電化製品をこの業者に発注。虚偽の請求書を土建会社に送付させ、代金を支払わせた疑い。黒澤容疑者は「ばれないと思ってやった」と容疑を認めている。
同署によると、土建会社では同様の被害が計約790万円に上っており、余罪もあるとみて調べている。