苫小牧市高齢者福祉センター(市内本幸町)は4、5の両日、同センターで「第42回センター祭」を開催し、教室、講座の受講生約500人がステージ部門と展示部門で1年間の活動成果を発表した。初日は開設10周年記念式典を行い、節目の年を祝った。
同センターは、高齢者の憩いの場として市が2009年4月に開設した。15年からは市シルバー人材センター(熊木功理事長)が指定管理者を務める。センター祭は、移転前の老人福祉センター(市内旭町)で1978年に始めて以来、継続している。
記念式典では熊木理事長が、長年、教室や講座の講師を務めてきた講師9人に感謝状を贈った。移転前から22年間、華道を指導してきた菊池賢子さん(77)は「大変なこともあったが、楽しく過ごせる時間だった。続けてこられて良かった」とほほ笑んだ。
センター祭では、受講生や講師がステージ部門で大正琴や民謡、カラオケ、踊りなどを発表した。ひまわり保育園(市内高砂町)の園児24人も特別出演し、かわいらしい遊戯や歌を披露した。
展示部門では着物の端布で縫った人形やつるしびな、自画像を描いた絵手紙、陶芸、華道、書道の力作200点以上を並べた。2日間で1269人が来場し、さまざまな舞台と文化、手工芸作品に触れて楽しんだ。
















