第50回衆院選は27日に投開票され、道9区(胆振・日高管内)は、立憲民主党の前職山岡達丸氏(45)が10万6007票を獲得し、4回目の当選を果たした。自民党新人の松下英樹氏(34)は6万2328票で涙をのみ、共産党新人の立野広志氏(67)は2万557票にとどまった。9区の小選挙区の投票率は前回(2021年10月)比5・57ポイント減の53・35%、うち苫小牧市は管内18市町最低で同5・39ポイント減の49・48%と、いずれも小選挙区に移行した1996年以降で最低だった。
自民党派閥の裏金事件で堀井学元衆院議員が辞職し、政治とカネの問題が最大の争点となった今回の衆院選。山岡氏は「信頼のある政治をつくる」と有権者に訴え続け、追い風を最大限に生かして圧勝につなげた。
さらに経済産業政策や新型コロナウイルス流行下の対応など、3期10年の活動や実績も浸透。労働組合をはじめ支持基盤を固めたのに加え、前回に引き続き苫小牧市医師連盟の推薦を受けるなど、保守層からも一定の評価を得た。
国政選挙に初挑戦の松下氏は、9月29日に公認候補に決まったばかり。準備時間も限られる厳しい選挙戦となる中、民間出身のクリーンさなどをアピールしたが、名前を浸透しきれなかった。
同様に立野氏も、草の根運動で共産党支持層を固めたが、無党派層などの支持の広がりを欠いた。
課題解決に全力で 立憲・山岡氏 支持者らと喜び合う
午後8時と同時にテレビで山岡氏の「当確」のテロップが流れると、苫小牧市若草町の選対事務所に集まった支持者から「おおーっ」と歓声が上がり、拍手に包まれた。山岡氏は程なく妻のゆきさん(41)と子どもたち3人と一緒に姿を見せ、集まった支持者一人一人と「ありがとうございます」と握手を交わし、笑顔を見せた。
万歳三唱、花束贈呈の後、あいさつした山岡氏は「熟議が行われないまま選挙を急ぐ中で、多くの皆さまに支えていただき、戦うことができた」と改めて支援に感謝。選挙中に訴えてきた地域課題の解決、物価高対策や脱炭素政策などについて「4期目、即戦力としてお役に立ちたい」と決意を新たにした。
また、自民党派閥の裏金事件や堀井学元衆院議員の辞職を念頭に「道9区が政治とカネの問題や公職選挙法違反で全国から注目される中で皆さまの声を形にした」とし、「国会でこれから始まるであろう政治改革の議論や課題解決に全力で取り組む」と力を込めた。
道9区開票結果(確定)
当 山岡 達丸(立憲・前) 106,007
松下 英樹(自民・新) 62,328
立野 広志(共産・新) 20,557
















