増収分で経営改善へ 運賃改定認可でJR北社長 地方路線の維持にも活用

増収分で経営改善へ 運賃改定認可でJR北社長 地方路線の維持にも活用

 JR北海道の島田修社長は11日の定例会見で、国土交通省が10月1日からの運賃改定を申請通り認可したことについて「地方路線の維持のため、財源の一部を活用させていただく」と強調したほか、「グループ一丸となって自らの経営改善に徹底的に取り組むとともに、増収分を着実に経営改善に結び付け、長期経営ビジョン『未来2031』に掲げた経営自立が達成できるよう全力を挙げる」との姿勢を示した。

 運賃改定により、10月から消費税増税分を含め、平均11・1%の値上げとなる。経営再建に向けた収支改善が目的で、JR北では値上げにより、増税分を除き年40億円規模の増収を見込む。初乗り(3キロ以内)は170円から200円に引き上げられるほか、100キロ以下の近距離の上げ幅が大きいのが特徴。普通運賃の最大値上げ率は、7~10キロ区間の31・8%となる。

 島田社長は「近距離区間の大幅値上げを行うことについて大変厳しい批判がある中、(国交省から)理解を得られた」との認識を示し、「厳しい決断をいただいた限りは、まずは運賃改定の効果をお客さまに実感していただけるよう、当社が取り組む安全対策、輸送改善などさらなる改善対策について、その都度、丁寧な説明、情報提供に努めていく」と説明した。

 さらに「経営改善の計画が絵に描いた餅にならないようにしたい」とも指摘し、「監督命令でも四半期ごとの検証を求められており、結果について発表し、目標達成を着実なものにしていく」と決意を述べた。

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