函館税関千歳税関支署(川上幸男支署長)は13日、旅客による爆発物の持ち込みを想定したテロ対策訓練を新千歳空港で実施した。多くの外国人客の来道が見込まれるラグビーワールドカップ日本大会(20日開幕)を控え、道警と合同で不審物の検査や不審者の身柄確保、避難誘導、爆発物処理に取り組んだ。
税関が新千歳で同訓練を主催したのは初。2020年の東京五輪も念頭に置き、8月に供用開始したばかりの国際線ターミナルビル税関検査場の拡張部を使って計約30人が参加した。道警からは千歳署と本部の機動隊が協力した。
訓練はタイから入国したインドネシア人の男性が持つスーツケースから爆発物らしき物体を発見する流れで進んだ。税関職員が旅券とデータを照合して不審者役を要警戒人物と判断し、別室へ誘導した。
X線検査器で乾電池形の不審物を見つけ、2種類の機器で火薬を検知し、スーツケースを「人から預かった」とする不審者役の供述からも爆発物の可能性が高いと判定。周囲の旅客役を避難させ、駆け付けた警察が不審者役の任意同行と爆発物回収に当たった。
講評で川上支署長は「不審物発見時の処理法や警察への通報体制を再確認できた」と述べ、千歳署警備課の三春陽平課長も「税関の事情聴取と並行して警察も動く初動対応を確認できた」と話した。
















