古里で サーカスの魅力発信 苫小牧出身のサーカスパフォーマー谷川さん 来年1月に 苫小牧で教室

古里で サーカスの魅力発信 苫小牧出身のサーカスパフォーマー谷川さん 来年1月に 苫小牧で教室
たるまえサンフェスのステージでパフォーマンスを披露する谷川さん=15日、オートリゾート苫小牧アルテンまきばの広場

 サーカススクール「いくらサーカス」(大阪市)の代表で、苫小牧市出身のパフォーマー谷川育子さん(40)が来年1月、同市で、短期のサーカス教室を開く計画を立てている。今月14、15の両日には、市内のイベントで初めて舞台パフォーマンスを披露。古里でもサーカスの魅力を発信していきたい考えだ。

 幼少時から体を動かすことが大好きで公園の鉄棒で逆上がりをしたり、野山を駆け回ったりしていたという谷川さん。陸上競技や体操に熱中し、苫小牧東高校卒業後、埼玉県内の大学に進学したが在学中からフィットネス・ヨガ講師として活躍した。2006年には米国でヨガ指導者の資格を取得。インドでの修業を経て、インドネシアのリゾート施設で働いた。

 サーカスとの出合いは07年、インドネシアのリゾート施設で活動するサーカスチームからの空中ブランコショー出演依頼。突然の要請だったが「不安はなかった。面白そうだと思った」(谷川さん)。ひたすら練習し、高い技術を習得。ショー出演を重ねる中でめきめき上達し、リゾートの利用者に空中ブランコの指導をできるまでになった。

 リゾート施設で、日本人も夢中で空中ブランコにチャレンジする姿を目の当たりにし、サーカスが持つ人を笑顔にする力を再確認。「いつかサーカスを学べる場所をつくりたい」と09年に豪州の大学のサーカス学部に入学。実技経験を積むため、11年から15年まで大阪市のテーマパークでスタントパフォーマーも務めた。

 その後、古里・北海道での独立が頭をよぎるも仲間の声掛けもあり、大阪でサーカススクールを設立。現在、3歳から72歳までの生徒が空中ダンスやジャグリングなどの技術を学ぶ。全国各地でのショー、テレビ番組出演など活動は充実しているが「育ててもらった故郷に恩返ししたい」という気持ちが、日増しに強くなっていったという。

 最近は道内で子どもを指導したり、テントでサーカスを披露する機会の提供を模索する日々。20年1月上旬、苫小牧で天井からつるされた布に体を巻き付け、空中でダンスする「エアリアルティシュー」の短期教室とキッズサーカスを開催する計画を練っている。

 14、15の両日、市内樽前で開かれたグルメイベント「たるまえサンフェスティバル」への出演も、苫小牧観光協会からの依頼を快諾して実現。メイン会場、オートリゾート苫小牧アルテンまきばの広場のステージで、他のパフォーマー3人と出演し、自身は複数のフラフープを華麗に回して観客を魅了した。

 谷川さんは「苫小牧の自然の中で伸び伸び育ち、起業する精神が育った」と強調。「北海道でサーカスを見せたり、体験する場所をつくることが新しい夢になっている」と目を輝かせた。

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