千歳市教育委員会は、市内教職員の長時間労働の改善策として、勤務時間終了後の電話に留守電機能として自動応答を導入する。今年中に全小中学校での実施を目指し、夏休み明けから勇舞中学校と北陽小学校で先行実施している。
北海道教育委員会が取組期間を2018~20年度としている学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」に基づいた取り組み。この中で、保護者らからの問い合わせによる時間外勤務がないように留守番電話の設置が推進されている。既に石狩管内では石狩市が行っている。
教諭たちは、授業の準備や部活動指導などに時間を取られ、長時間労働の傾向がある。道教委が16年度に道内で実施した調査では、小学校教諭の2割、中学教諭の4割が、国が示す「過労死ライン」に達する週60時間以上の勤務になっている。また、教頭職では小中学校ともに7割にもなる。
これまで、市内小中学校で電話に自動音声はなかった。導入により、教職員のすみやかな退勤につなげる狙い。小学校で、平日午後6時~同7時半、中学校は午後6時半~午後7時半ごろをめどに電話が切り替えられる。土日は終日切り替えられており、メッセージの録音機能はない。
2校での実施を基に運用上の課題などを検証し、市内全校での実施につなげる。市教委は「学校への連絡は可能な限り、勤務時間内にお願いしたい」と呼び掛けている。
市内では、教職員の多忙化や長時間勤務の負担軽減に向け教職員が出勤しない「学校閉庁日」を18年度から設けられている。さらに、市教委は来年1月に向けて全小中学校でタイムカードの導入も進めている。
市教委学校指導課は「教員が休息を取ることで、子供たちにより良い授業を行うことにつながれば」と話している。
















