商業地2年連続上昇、住宅地下落幅縮小 倶知安町の上昇率全国1位 道内基準地価

商業地2年連続上昇、住宅地下落幅縮小 倶知安町の上昇率全国1位 道内基準地価

 道は19日、2019年度基準地価(7月1日時点)を発表した。道内の平均価格(1平方メートル当たり)は住宅地が1万9200円(前年度比0・5%下落)と22年連続の下落となったものの、札幌市などで上昇幅が拡大していることから下落幅は9年連続で縮小した。一方、商業地は8万3700円(同0・7%上昇)となり、2年連続で上昇した。

 調査地点は道内全市町村の工業地や宅地見込み地を含む宅地が1021地点、林地18地点の計1039地点。

 道によると、住宅地で標準価格が上昇したのは札幌市の80地点をはじめ、帯広市14地点、千歳市8地点、恵庭市と北広島市各6地点、苫小牧市1地点など計146地点。前年度(128地点)に比べ大幅に増えた。平均価格も札幌市は7年連続上昇し、6・1%上がって7万4440円に。帯広市も4年連続上昇し、2・7%上がって2万5800円。江別市も上昇に転じ、0・9%上がって2万6700円。苫小牧市は下落幅が縮小したが、1・3%下がって2万400円だった。

 商業地は、札幌市の43地点を最多に千歳市3地点、恵庭市と北広島市各2地点など計65地点で上昇。前年度(59地点)に比べ6地点増えた。札幌市はホテル用地やオフィス用地の需要が堅調で、平均価格は11%も上昇して36万7200円に。小樽市も上昇に転じ、5・4%上がって4万6400円。函館市は2年連続の上昇で、1・8%上がって6万2500円。江別市も2年連続の上昇で、1・7%上がって3万7400円。苫小牧市は下落幅が縮小したものの、1・4%下がって3万4500円となった。

 住宅地の上昇率の首位は、前年度に続き後志管内倶知安町樺山65の132で、66・7%上昇して6万円に。上昇率は全国でもトップになった。市街地から離れた別荘などが点在する地域で、外国人による別荘地への高い需要を反映したものとみられる。JR千歳駅に近く利便性が良好な住宅地である千歳市栄町5の3も16・3%上昇し5万円となり、上昇率では全道4位だった。

 商業地の上昇率のトップは、前年度に続き倶知安町北1条西2の18。こちらも全国1位の上昇率で、66・7%上がって7万5000円になった。倶知安町の中心商店街と周辺の商業地で、冬期間のリゾート客の増加を見込んだ新規出店の動きや北海道新幹線の公共工事の進捗(しんちょく)への期待を反映したものとみられている。

 道内の商業地で最も地価が高かったのは、今年も札幌市中央区北3条西2の1の13で354万円。20%上昇して35年連続で全道トップになった。住宅地は札幌市中央区宮ヶ丘2の474の86が14・2%上昇して28万1000円となり、31年連続で首位を堅持した。

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