乳がんの早期発見、治療を呼び掛けるピンクリボン運動月間の10月、苫小牧市内でもさまざまな関連事業が繰り広げられる。三井住友あいおい生命は5日、市の後援による市民公開講座を開催。王子総合病院は20日、40歳以上の女性を対象に「日曜乳がん検査」を行う。1~4日には、市役所で啓発パネル展もある。
市民公開講座は、同月5日午後2時から、苫小牧市民会館小ホールで開かれる。
市健康支援課の保健師による検診に関する講話後、がん体験者の社会復帰などを支援するキャンサーソリューションズ(東京)登録講師の松井亜矢子さんが「経験者だから伝えられる『知っておきたい、女性のがん』」を演題に語る。
松井さんは、外資広告代理店に勤務していた30代半ばに乳がんが発覚。闘病を続けながら働いた経験や、がんが分かったときに役立つ知識、医療情報などを紹介する。
参加無料。定員は120人(先着順)で要事前予約。当日は午後1時半から会場で希望者に骨密度測定を行う。無料の託児所も設置する。
申し込み、問い合わせは市健康支援課 電話0144(32)6410。ファクス0144(32)4322。メールkenkosien@city.tomakomai.hokkaido.jp
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40歳以上の女性を対象とした乳がん検査は20日、王子総合病院で行われる。平日、仕事や子育てなどで忙しい人にも検査を受ける機会を―と全国の医療機関で足並みをそろえて展開する「ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMSプログラム)」の一環。定員20人で、受診の予約を受け付け中だ。
乳がんは女性の11人に1人が罹患(りかん)するとされる女性特有の病気だが、早期発見、早期治療で治る可能性が高く、認定NPO法人J.POSH(ジェイ・ポッシュ、日本乳がんピンクリボン運動)は2009年から、全国の医療機関と連携して10月の第3日曜日にJMSプログラムを展開。市内では、趣旨に賛同した王子総合病院が同年から参加している。
昨年は19人が受診。その8割が就業しており、検査実施日が日曜日だったため受診につながったケースも多かったとみている。
検査費用は通常8000円だが、19年4月1日~20年3月31日に偶数の年齢となる市民を対象とした市のがん検診助成事業や、毎年4月1日に40歳を迎えた女性に市が送付する無料クーポンも利用することができる。
岩井和浩副院長は「乳がんは働き盛りの年代でリスクが高まる。マンモグラフィー検査は早期発見の有効性が確立されており、ぜひ定期的に受診してもらいたい」と話す。
受診は事前予約が必要。問い合わせ、申し込みは同院 電話0144(32)8111。
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苫小牧信用金庫は1~31日の日没後~午後10時、表町の本店をシンボルカラーであるピンク色にライトアップ。
市役所1階ロビーでは1~4日、乳がん検診の受診率向上などを訴えるパネル展を開く。自己触診方法なども紹介する。1日午前11時~正午は東京海上日動火災保険苫小牧支社が、最終日の4日午前10時~正午は三井住友海上あいおい生命北海道生保支社が検診の早期受診を呼び掛け、チラシやティッシュなどを配布する。
パネル展は午前8時45分~午後5時(初日は午前10時から、最終日は正午まで)。
















