環境啓発活動や支笏湖を通して自然を学ぶ「支笏湖学」を提唱した札幌市西区の山の手博物館理事、若松幹男さん(80)による環境大臣賞受賞の記念講演会が17日、支笏湖ビジターセンターで開かれた。千歳支笏湖小の卒業生でもある若松さんは訪れた人々を前に、支笏湖と周辺地域の地質構造や成り立ちを解説した。
同センター、同小、支笏湖自治振興会の共催。若松さんは2007年から「支笏湖学」と名付け、地元をはじめ道内各地の学校や図書館などで支笏湖の自然史を紹介。地質や防災などの知識を普及させた功績が評価され、4月に受賞した。苔の洞門研究会の代表を務めている。
17日には同小が若松さんを招き、地元の自然に理解を深める現地調査(フィールドワーク)学習を湖畔で実施。地域全体で受賞を祝うため、併せて講演会も企画し、地域住民や関係者など約50人が集まった。
講演は現地調査学習の振り返りから開始。徒歩で巡った7カ所を写真で示し、「湖に水がたまって湖面が上がり、千歳川が生まれた。その後に湖面が下がって土が削られ、湖の周りに複数の段丘ができた」と説明した。
湖を形づくった支笏火山の噴火では「以前は4万年前と言われていたが、現在では4万6000年前と推測されている」と報告。「大学などで改めて研究する必要があるだろう」と話した。
終了後、同振興会の佐藤進会長は「支笏湖を思う若松さんの気持ちが研究を進め、受賞につながった」と地域を代表して祝福の言葉を贈った。
















