北海道損害保険代理業協会苫小牧支部(本田秀一支部長)は20日、苫小牧市のグランドホテルニュー王子で、防災セミナーを開いた。市民ら約50人が参加。北海道防災教育アドバイザーでもある室蘭工業大学准教授有村幹治さんを講師に、胆振東部地震を振り返りながら減災力の高い地域づくりについて考えた。
地震保険の普及などに取り組む同協会室蘭、千歳支部との共催で、演題は「防災・減災のための地域コミュニティのあり方」。
有村さんは、2011年の東日本大震災のような津波を伴う地震災害は記録上、1611(慶長16)年の慶長三陸地震以降、定期的に発生してきたと説明。「天災は忘れた頃に来る。過去の経験を忘れず、災害リスクを把握し次の備えに生かすことが大切」と述べた。
昨年9月の胆振東部地震を振り返り、「大規模停電や電波障害、ガソリン不足などが発生した事態を教訓とし、個人や企業、自治体それぞれに防災教育や防災計画が必要」と強調。「事業継続計画(BCP)が企業の自助なら、地域継続計画(DCP)は企業間共助の発想。互いの役割を認識し、自助、共助、公助を適切に組み合わせれば、より減災力に富んだ地域社会を構築できる」と訴えた。
















