需要増で新工場建設へ 千歳のデンソー北海道 25年までに110億円投資

需要増で新工場建設へ 千歳のデンソー北海道 25年までに110億円投資
2年後に完成する新工場の予想図

 自動車関連部品製造のデンソー(有馬浩二社長)=愛知県刈谷市=は26日、グループ企業のデンソー北海道(根橋聖治社長)=千歳市泉沢=の工場を拡張して車載用半導体センサーの生産を拡大すると発表した。世界的な需要増に対応しデンソーグループの競争力を高めるのが狙い。2025年までに総額約110億円を投じ、現工場の東隣に新工場を建設する。

 デンソー北海道は将来的な車の電動化や自動運転化、安全に対するニーズの高まりに備え、圧力センサーをはじめとする半導体センサーを増産。開発部門はデンソー本社、量産拠点はデンソー北海道に集約して効率化を図る。

 新工場は現工場東側の社有地に鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積1万8350平方メートル。現工場の事務エリアと出荷エリアが直結した構造とする。

 20年7月に着工。21年6月に完成し、同年10月から順次生産を開始する。工場拡張と生産拡大に伴い、19年4月現在1049人の従業員は25年に約100人増の1150人体制となる。現在約3万4300平方メートルの工場延べ床面積は拡張後に1・5倍の約5万2650平方メートルに広がる。現在、27本ある生産ラインについては拡張後の設置本数は未定としている。

 根橋社長は「デンソーグループにおける半導体センサー生産の中核拠点として、さらなる顧客対応力の向上に取り組んでいくとともに北海道と千歳市の発展にますます貢献したい」と話す。

 同社は07年4月に設立したデンソーの100%子会社。自動車のエンジンやエアコン、ブレーキなどのシステムに使用する半導体センサーの生産では世界トップクラスを誇る。09年に操業し18年7月31日には累計生産台数5億台を達成した。

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