NPO法人子ども総合支援ネットワーク(畠山俊彦代表)は10月から、苫小牧市日新町1の学習塾「コスタ・ラボ」で、小中学生が放課後、気軽に足を運んで宿題に取り組んだり、本を読んだりして過ごせる場所を提供する「苫小牧こども茶屋」事業に乗り出す。子どもたちの放課後の居場所づくりを目指した試みで飲食店や商店などの協力を得て、受け入れ先を順次、拡大。地域の大人とのつながりを通じて児童、生徒の豊かな心を育み、いじめや児童虐待などの早期発見にもつなげたい考えだ。
同ネットワークは不登校などに悩む子どもの居場所を地域内につくるため、2017年春に発足。人間関係に悩む子どもを集めた農園活動や交流イベントなどに取り組んできた。
こども茶屋は各地域の商店会などを通じて協力を呼び掛け、趣旨に賛同した飲食店や商店などに店内の一角を提供してもらい、小中学生が放課後の30分間~1時間程度、自由に読書や宿題などに取り組む試験的事業。社会福祉法人読売光と愛の事業団(東京)から30万円の助成を受け、準備を進めてきた。
まずは畠山代表が経営する学習塾「ココスタ・ラボ」で10月1日に、受け入れを開始。平日の午後3時から5時ごろまで、一部教室を解放する。当面は塾に通う子どもを中心に、口コミで周知を促す。
市内ときわ町、澄川町の飲食店、事業所などでつくる西彩笑店会(ときわ・澄川商店会)に協力を打診中。一部飲食店が近く受け入れを始める予定だ。
「店側に特別、何かしてもらうことは想定していない」(畠山代表)が、子どもたちが清掃などの軽作業を手伝う代わりに軽食を提供するといった多様な展開を期待。受け入れ時間や曜日、頻度などは各店に委ねる考えだ。
同ネットワークは定期的に協力店を訪ね、状況を把握。店側と情報共有し子どもたちの様子に異変を感じた場合は必要に応じて、関係機関・団体につなぐ。
参加を希望する小中学生は、事前に同ネットワークに登録し、オリジナルのポイントカードを受け取る。1回参加するごとに店側がスタンプを一個押し、10個たまった時点で同ネットワークが地域通貨「とまチョップポイント」を100ポイント付与。地域の商店での買い物などに活用してもらう。
子どもたちが健やかに成長できる地域づくりに向け、協働する新たな仕組みとして考案されたこども茶屋。畠山代表は「放課後の居場所づくりと同時に、何かあったときに逃げ込める駆け込み寺的な場所が各地に増えるよう、取り組みを推進したい」と意気込んでいる。
問い合わせは子ども総合支援ネットワーク 電子メールnpo.ctsn@kodomo―shien.net
















