柏木町の高須和彦さん千鶴子さん夫妻、39年かけ達成 「日本百名山」を制覇

柏木町の高須和彦さん千鶴子さん夫妻、39年かけ達成 「日本百名山」を制覇
常念岳の山頂で百名山制覇を喜ぶ高須夫妻(提供)

 苫小牧市柏木町の高須和彦さん(72)、千鶴子さん(72)夫妻が今夏、39年間かけて日本百名山を制覇した。8月31日に長野県の松本市、安曇野市にまたがる常念岳(2857メートル)の登頂に成功し、長年の夢をかなえた。今後は苫小牧近郊で、低山登山を夫婦のんびりと楽しむつもりという。

 日本百名山は、小説家深田久弥の随筆「日本百名山」に登場する国内100カ所の名山。百名山踏破は多くの登山家の目標となっている。

 和彦さんは1947年士別市生まれで、苫小牧西高卒。現役時代は道内の郵便局や電電公社、NTTに勤務した。72年に中学校の同級生だった千鶴子さんと結婚し、12年前に定年退職した。

 初めて本格的な登山をしたのは平取町の郵便局で働いていた80年の夏。職場の先輩に誘われて百名山の一つである日高山脈の主峰、幌尻岳(2052メートル)に登った。「当時は特別、山に興味を持っていなかったが若かったのでパワーで頂上まで行った」と笑う。

 苫小牧市には76年に転居。その頃小学生だった長男、長女とレジャーの一環で樽前山や恵庭岳に登るようになると「山から見る景色がとてもきれいで、趣味としてどんどん登山にはまっていった」と振り返る。

 87年ごろから、もともと登山に興味があったという千鶴子さんと2人で休日を利用して大雪山、羊蹄山、十勝岳、羅臼岳など道内の百名山を次々踏破。98年以降は青森県の八甲田山、岩手県の早池峰山など本州の山にも夫婦で出掛けるようになった。

 「最初は百名山を制覇できるなんて思っていなかった」と和彦さん。「2011年に登山の記録ノートを見返すと、すでに70カ所をクリアしていることが分かり、すべて登れるかもと思い始めた」と言う。

 16年には、静岡県と長野県にまたがる聖岳と光(てかり)岳を縦走。山小屋を使った4泊5日の行程は「とても山深く、これまでで一番体力的には厳しかった」と語る。

 本州、四国、九州での百名山登山を地道に重ね、最後に残ったのが常念岳。北側にある燕岳(2763メートル)を経由し、2泊3日で臨んだ。1日目、2日目は雨天で登山道を進むのにも苦労したが3日目は晴れて無事、登頂を成し遂げた。

 和彦さんは「頂上からは周囲の山々も見渡せ、最高の気分だった。登山は山頂に立った時の征服感、達成感が素晴らしい」と笑顔。千鶴子さんは「年齢的、体力的に少しきつかったけど百名山制覇はとてもうれしい」と話している。

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