菊地先生ありがとう―勤医協副医院長が北見病院へ

菊地先生ありがとう―勤医協副医院長が北見病院へ
職員から花束を手渡され、笑顔を見せる菊地さん(左)

 勤医協苫小牧病院副院長の菊地憲孝さん(44)を北見市の病院へ送り出す「菊地先生を送る夕べ」がこのほど、同病院1階の外来フロアで開かれた。診察時間外の開催ながら、別れを惜しむ職員や地域住民が130人近く集まり、新たな出発を激励した。

 菊地さんは2006年に同病院へ入り、内科医、呼吸器専門医として13年間活躍。患者一人一人に寄り添う丁寧な診療を心掛け、厚い信頼を受けた。昨年1月末、オホーツク勤医協北見病院の理事長兼院長が亡くなり、北見地区の医師不足が深刻化。実情を知って次期院長に名乗りを上げ、10月1日付で転任が決まった。

 診察時間外の午後6時からの開催にもかかわらず、大勢が集まり、菊地さんは「こんなにたくさんの人に来てもらい、感謝で胸がいっぱい」とあいさつ。スライドショーを使って苫小牧市での経験や地域への謝意を伝えた。職員から花束が手渡されると、会場は大きな拍手に包まれた。

 菊地さんの前には花束やプレゼントを渡そうと訪れた人の行列が出来、中には涙を流す人もいた。市内大成町の熊本宏子さん(83)は5年ほど診察で世話になり「人柄が良く素晴らしい医師。転任先である北見の人がうらやましい」と別れを惜しんでいた。

 菊地さんは「病院全体でこのような場を設けてもらい幸せに思う。多くの人から感謝の言葉を頂き、医者冥利(みょうり)に尽きる」と話していた。

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