日本野鳥の会苫小牧支部と苫小牧市植苗のウトナイ湖サンクチュアリ・ネイチャーセンターは9月29日、「勇払原野とことこツアー」を開き、市民ら34人が徒歩で弁天沼周辺を散策し、野鳥などを観察した。
同会がラムサール条約登録湿地を目指す勇払原野の自然環境について、市民理解を広げよう―と企画したバスツアー。弁天沼周辺の約3キロを歩きながら、双眼鏡などを手にチュウヒ、ダイサギ、カモ類などの野鳥を観察した。
途中、開拓の歴史を学べる勇武津資料館にも立ち寄り、昼食後には館内見学も行った。ツアーの案内役を務めた同会チーフレンジャーの中村聡さん(56)は「水辺に残る自然や野鳥について知る中で、市民が保全や利活用を考えるきっかけにもなれば」と話した。
同湖や勇払原野のワイズユース(賢明な利活用)をテーマとした卒業論文作りの一環で、神奈川県から友人4人と参加した駒沢大学文学部4年の加藤木みささん(22)は「首都圏内にはない環境で、楽しくて童心に返る瞬間もあった。実際に現地を目にすることが大事だと再認識した」と笑顔を見せた。
親子4人で参加した苫小牧拓進小6年の原田雛寧(ひなね)さん(12)も「ダイサギを初めて見られて、うれしかった。こういう機会があればまた参加したい」と目を輝かせた。
















