地震被害で未復旧の墓石 来月までに確認 苫市議会企業会計決算特別委

地震被害で未復旧の墓石 来月までに確認 苫市議会企業会計決算特別委

 苫小牧市議会の企業会計決算審査特別委員会は3日、2018年度霊園事業特別会計決算に係る質疑があった。18年度で閉鎖した同会計としては最後の審査で、4日には全会一致で決算認定を承認した。

 3日の質疑で、池田謙次氏(公明)が昨年9月の胆振東部地震で被害に遭った高丘、高丘第2両霊園の現状と、市の今後の対応を尋ねた。

 市環境生活課によると、地震でずれたり、壊れたりした墓石や灯籠(とうろう)については両霊園で計2774カ所確認。このうち、倒壊などの危険度の高い墓石は計708件に達したが、9月末時点で647件が復旧。残りの未復旧の墓石について同課では「所有者に対し、電話や文書で修復のめどについて11月までには確認したい」と説明。市では相談対応も、石材業者と確認を取りながら進めるとした。

 また、小野寺幸恵氏(共産)は、墓の所有者が不明となっている「無縁墳墓」への対処もただした。同課は03年調査で高丘霊園に11カ所の無縁墳墓を把握しているとし、「市として改葬を積極的にするかは今後の検討課題だが、定期的な確認作業はしている」と、万が一の場合に備えた最低限の安全確保には努める考えを示した。

 越川慶一氏(改革フォーラム)と松井雅宏氏(同)は今後の霊園整備の在り方、会計閉鎖後の霊園管理基金の活用方針などについて質問。

 同課では、霊園整備に当たって市民ニーズを把握するため、今月中にアンケートを行うことを説明。ただ、当面は大規模改修は計画していないとし「将来的に大規模改修が必要になった際には財政支出平準化のため、基金を残すことが必要と考えており、基金の在り方は関係部局と協議していきたい」と理解を求めた。

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