王子ホールディングス(東京都、加来正年社長)は4日、グループ会社で段ボール原紙を生産している王子マテリア名寄工場(名寄市)を2021年12月で閉鎖し、王子製紙苫小牧工場に製造機能を集約すると発表した。
名寄工場にある抄紙機2台のうち、段ボール表面の紙や板紙を製造する1台(生産能力年間4万7000トン)を21年9月に停止し、苫小牧工場に移設して22年4月から製造を再開する。段ボールの中芯を作る別の抄紙機(同16万3000トン)は21年12月に停止。苫小牧工場の設備を改造し、段ボール原紙を生産するという。
同ホールディングスは新聞用紙や印刷情報用紙の需要減少を受け、今年5月に苫小牧工場の生産体制を見直すと発表。新聞用紙を生産する抄紙機7台のうち、1台を20年度上期に停止。150億円をかけて設備を改造した上で、21年度中に年間30万トンの段ボール原紙やクラフト紙を生産する計画を明らかにしている。
段ボールは近年、インターネット通販などの普及で品物輸送向けの需要が国内外で急速に伸びており、時代のニーズに応じた生産体制再構築を図るものとみられる。
















