道は、2018年度決算概要(速報値)を発表した。収入に対し借金の割合を示す実質公債費比率が国の関与が強まる財政再生基準以上(35%以上)の市町村は前年度同様、夕張市(71・8%)のみにとどまった。白老町は実質公債費比率が14・9%で前年度に比べ0・7ポイント改善し、前年度のワースト5位から7位になった。
道内市町村の普通会計決算は、歳入の合計が前年度比520億円(1・6%)減の3兆2378億円となった。地方税は増加したが、地方譲与税や国庫支出金、地方債などが減少した。歳出の合計は前年度比496億円(1・5%)減の3兆1867億円。扶助費や公債費は増加したが、投資的経費や補助費などが減少した。
歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は512億円。これから翌年度に繰り越す財源102億円を差し引いた実質収支は、前年度に比べ19億円減の410億円の黒字となった。
実質公債費比率が財政再生基準を上回った夕張市は歳入が約113億1500万円、歳出が約112億3000万円で実質収支は約8500万円の黒字。実質公債費比率は前年度より1・7ポイント改善し、計画では29年度に早期健全化基準(25%)を下回る見通し。地方債残高や一般会計が将来負担すべき実質的な負債を表す将来負担比率は440・2%で、前年度(516・2%)より76ポイント改善。計画では早期健全化基準(350%)を下回るのは23年度の見通しとなっている。
白老町は改善したものの、実質公債費比率が、夕張市、空知管内由仁町、網走市、桧山管内江差町とオホーツク管内西興部村、後志管内岩内町に次いで、深川市と並んでワースト7位。将来負担比率は前年度に比べ17・7ポイント改善した68・3%となり、ワースト24位から45位になった。
苫小牧市は実質公債費比率が6・9%(前年度6・6%)、将来負担比率が65・1%(同66%)。千歳市は実質公債費比率が9・1%(同9・5%)、将来負担比率が61・2%(同61・7%)。恵庭市は実質公債費比率が5%(同5・4%)、将来負担比率が28%(同29%)だった。
胆振東部地震の被災地3町の実質公債費比率は、厚真町が10・2%(前年度11・3%)、安平町が11・2%(同11・3%)、むかわ町が9%(同9・2%)で、いずれも前年度に比べ改善した。
一方、公営企業会計決算の概要では、801事業のうち、経常収支が黒字なのは682事業で、赤字は全体の15%に当たる119事業。病院事業で資金不足額を持つのは14事業で、このうち苫小牧市の市立病院事業会計の資金不足比率は9・8%で、前年度に比べ0・6ポイント悪化し、ワースト8位にランクされている。
















