レズビアン(女性同性愛者)やゲイ(男性同性愛者)など性的少数者「LGBT」について正しい知識を持ってもらおうと、ジャーナリスト浅利圭一郎さん(44)が9日、苫小牧市内3カ所で講演した。苫小牧明倫中学校(日新町)、市男女平等参画推進センター(若草町)、子ども食堂「木と風の香りカフェ」(音羽町)を訪れ、多様な性への理解を通じ、誰もが暮らしやすい環境づくりを訴えた。
浅利さんは札幌市出身。フリーランスとして活動しながら、発達障害やLGBTをテーマにした講演活動などを積極的に展開している。
この日は、LGBT支援や啓発活動に取り組む井上税務会計事務所(札幌)の所長税理士・井上奈穂子さん(59)と共に来苫。明倫中学校では、1年生110人が耳を傾けた。
浅利さんはLGBT当事者は全国に1128万人おり、日本で多い名字上位8姓とほぼ同数だと強調。「必要最低限の知識を身に付け、無意識な差別を無くすことで当事者がカミングアウト(公言)を選択できる環境が整っていく」と説いた。その上で、「人としての生き方は多様であることを理解し、LGBTを個性の一つとして考えてほしい」と呼び掛けた。
1年の高橋芹奈さん(12)は「教わったことをいじめの無い学校づくりに生かしたい」と話していた。
市男女平等参画推進センターではNPO法人ウィメンズ結主催のLGBT研修会、木と風の香りカフェでは、利用者の質問に答えるトークショーも行われた。
















