初のヒグマ出没対策訓練 苫小牧の植苗地区で

初のヒグマ出没対策訓練 苫小牧の植苗地区で
クマよけスプレーの使い方を練習する参加者

 苫小牧市は29日、初めてのヒグマ出没対策訓練を植苗小中学校グラウンドで行った。同校や苫小牧署、胆振総合振興局、地元の猟友会、町内会が合同で取り組み、約110人が参加した。植苗地区では今春、クマの目撃情報が多発。実際にあった親子グマ3頭が市街地に現れる想定で、さまざまな訓練を展開した。

 まず、クマがグラウンドに侵入し、児童生徒が逃げる訓練を実践。教員が「クマを見ても大声を出さない。背中を向けず、クマを見ながら後ずさりして」と指示した。市街地に居座ったクマの駆除では、爆竹を鳴らしてもクマが動かないなどの状況を見極めた上で、警察官の指示に基づき猟友会のハンターが発砲する流れを再現した。

 さらに、クマの実物大模型を雑木林の中に置き、児童生徒にどう見えるかを体験させたり、箱わなによる捕獲の様子を紹介したりした。突進してくるクマにクマよけスプレーを使う訓練では、警察官やハンターが噴射するタイミングを探った。

 植苗中2年の矢口璃子さん(14)は「町内でクマが目撃されていて不安だった。きょう学んだことを頭に入れ、気を付けたい」と気を引き締めた。参加団体からも「連携強化につながる」と評価する声が上がり、市は継続的な実施を前向きに検討していく。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る