苫小牧署管内(東胆振1市4町)で、自転車の盗難被害が急増している。7~9月は、前年同期比18件増の88件。大半が無施錠で、所有者は中高校生が目立つ。同署は被害防止へ学生に注意喚起のパンフレットを配布するなどし、二重に鍵を掛ける「ツーロック」をアピールしている。
同署が1~9月に認知した管内の自転車盗難は、前年同期比6件減の126件。1~6月の上半期は同25件減の40件だったが7月以降、月30件ペースで起きている。前年同期の月平均23件と比べても多い。
7~9月の被害はJR苫小牧駅周辺(12件)、市内の大型商業施設(6件)、JR沼ノ端駅(5件)が目立ったがスーパーや公共施設の駐輪場、民家の敷地内などでも起きている。
同署によると、盗難に遭った自転車の約6割が無施錠で、被害者の約半数を中高校生が占めた。同署の武部宏樹生活安全課長は「駐輪時に時間がなかったり、『まさか盗まれることはないだろう』と楽観視し、施錠しない人が多い」とみる。
同署は9月、苫小牧市内の全中学校と高校に啓発パンフレットを配布。施錠の徹底とともに、鍵を二つ装着するよう呼び掛けた。
武部課長は「解錠や破壊を簡単に行えない頑丈な鍵を使用することで、容易には盗めないことをアピールできる。ぜひ実践してほしい」と話す。
17日には、JR沼ノ端駅駐輪場で、署員がワイヤ錠などを配布する「ツーロック普及作戦」を予定している。
















