東日本を中心に大きな被害をもたらした台風19号の影響で、苫小牧市内の一部で物流に支障が出ている。東北地方の鉄道が被災し、書店では入荷予定書籍の到着遅れが発生。配送会社では被災地域への荷物受け付けを一時的に休止するケースも。食品スーパーなどに混乱はないが、農作物に被害が出たことで野菜や果物の価格高騰を懸念する声が聞かれる。
書店では入荷が2、3日ほど遅れている。市内木場町のくまざわ書店苫小牧店は、15~17日入荷予定分が18日にずれ込み、18日入荷分は未定の状態。店内には到着遅れを知らせる案内文書を店内に掲示したほか、定期購読している顧客5、6人には電話で連絡し、「台風ということで理解してもらった」(堂下元子店長)と話す。
市内で3店舗を展開するしんどう書店(新富町)は「東京の問屋から鉄道で本を入荷しているので、JRに影響が出るとどうしても到着が遅れる」といい、来店客向けに張り紙をして対応している。文房具は道内業者から仕入れており、通常通りの品ぞろえ。担当者は「18日から入荷する本もある。通常に戻るのは来週以降になるのではないか」と推測している。
今回の台風では、被災地域を中心に物流が滞っている。日本郵政(東京)は17日午前9時現在、岩手県と宮城県、福島県、栃木県、長野県の一部でゆうパックなどの引き受けを停止中。郵便は受け付けるが大幅に遅れる見通しだ。苫小牧郵便局の担当者は「避難者がいる住所の場合、確認作業が必要。通常に戻るめどは立っていない」と話す。
市内のスーパーでは商品の仕入れに問題はないが、今後の価格高騰や地方発送への支障を懸念する声が上がる。
市内外でスーパー「フードD」を運営する豊月(本部苫小牧市)は「野菜はこれからほぼすべて本州産に切り替わる。影響がどうなるか注視したい」とし、コープさっぽろステイ店(三光町)も「地方発送を運送会社に頼んでいるので心配。情報が日々変わるので毎日確認して対応するしかない」と懸念を示した。
















